外壁のチョーキングについて

こんにちは。
市川市で外壁屋根塗装、外装メンテナンスを中心に工事を行っています、

リフォーム会社の 誠髙ペイント株式会社 代表の高木です。

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今回は、外壁劣化でよく表現される、チョーキングについて書いていきます。

 

・チョーキング現象とは?外壁が伝えるSOSサイン

チョーキング現象の基本定義と特長

 チョーキング現象とは、外壁塗装が経年劣化することで発生する現象の一つで、外壁表面を手で触った際に白い粉状のものが付着する状態を指します。この現象は「チョーキング現象」もしくは「白亜化現象」とも呼ばれます。見た目ではわかりづらい場合でも、この粉を確認することで塗膜の劣化の進行具合が判断できます。また、外壁の状態を把握する上で重要なサインとされています。

 

白い粉の正体:塗料の分解プロセス

 チョーキング現象による白い粉の正体は、塗膜が紫外線や風雨にさらされることによって分解された塗料の成分です。塗料には顔料やバインダーと呼ばれる成分が含まれており、これらが時間の経過とともに酸化・劣化することで、粉状の物質が表面に現れます。この白い粉は主に塗料の種類や外壁の色によって異なり、白色やベージュ、グレーといった色で現れる場合があります。

 

 

発生しやすい外壁材の種類

 チョーキング現象は特に塗装が施されている外壁材で発生しやすく、モルタルやサイディング材といった一般的な外壁材でよく見られます。また、日当たりが良好な南面や西日の強く当たる壁面で目立ちやすいのが特徴です。加えて、紫外線や風雨が直接当たる場所は、劣化が進行しやすくチョーキングが発生しやすい傾向があります。

 

 

チョーキング現象がもたらす影響とは?

 チョーキング現象は単なる外壁の表面変化に留まりません。この現象が進行すると外壁の塗膜が機能を果たせなくなり、防水性能の低下を招きます。その結果、外壁内部に水分が浸透しやすくなり、ひび割れやカビの発生、さらには構造部の腐食といった深刻なトラブルを引き起こす可能性があります。このため、チョーキング現象を発見した際には、早急に適切な対策を取ることが求められます。

 

 

チョーキング現象の原因を探る:なぜ発生するのか

紫外線と風雨の影響

 チョーキング現象が発生する大きな要因のひとつは、紫外線と風雨の影響です。外壁は日々、太陽からの強い紫外線と雨風にさらされており、これにより塗膜が少しずつ劣化していきます。特に紫外線は塗料の成分を分解し、表面に白い粉状の物質を発生させる主な原因となります。また、風雨による浸食や汚れの付着も、外壁のひび割れや劣化を進行させる要因となります。南側や西側など、日光の影響を受けやすい箇所では、より発生しやすい点にも注意が必要です。

 

塗膜の経年劣化プロセス

 時間の経過とともに塗膜は少しずつその性能を失い、チョーキング現象が現れます。新しく施工された外壁塗装ではしっかりとした塗膜が形成されていますが、気温変化や湿度、雨風に長期間さらされることで塗膜が硬化して、次第に細かいクラック(ひび割れ)が発生します。同時に塗料中の樹脂成分や顔料が分解され、これが白い粉として外壁表面に現れます。この経年劣化は避けられない自然なプロセスですが、適切なメンテナンスを行うことで劣化スピードを抑えることができます。

 

メンテナンス不足が引き起こす劣化リスク

 外壁塗装には定期的なメンテナンスが欠かせませんが、それを怠るとチョーキング現象の発生やひび割れなどが進行するリスクが高まります。メンテナンスを怠ることで、塗膜が本来持っている防水性能や紫外線に対する耐久性がどんどん低下してしまいます。特に住宅周りの環境によっては、雨風や紫外線の影響が強まるため、劣化の進行が早くなる場合もあります。メンテナンス不足は外壁全体の寿命を短くし、最終的には修理費用の負担が増加する原因となりかねません。

 

チョーキング現象の見極め方と対処法

外壁を触って白い粉が付着する症状

 外壁を手で触ったときに、白やベージュ、グレーの粉状の物質が手に付着する現象は、チョーキング現象の典型的なサインです。これは、外壁塗装の塗膜が経年劣化によって分解され、粉末状になった状態を指します。この粉状物質は、外壁の素材や塗料によって色や質感が異なる場合があります。一見すると目立ちにくい場合もありますが、外壁塗装の健康状態を判別する重要な指標となります。

 

劣化状況を確認する簡単なチェック方法

 チョーキング現象を確認するための最も簡単な方法は「手で触れる確認」です。外壁の表面を軽く手で撫でてみて、指や手のひらに粉が付くかどうかをチェックします。他にも、紙や黒い布などを軽く押し当てて確認する方法も効果的です。粉が付着する場合は塗膜の劣化が進んでいる可能性があります。また、このチェックと同時に、ひび割れやカビの発生といった他の劣化サインも確認すると、外壁全体の状態をより正確に把握することができます。

 

チョーキングが生じた場合の補修手順

 チョーキングが発生している場合、早めの補修が重要です。まず、足場を設置して安全を確保した状態で高圧洗浄を用いて塗膜の劣化物や汚れを丁寧に除去します。その後、外壁全体に養生を行い、下地処理で表面を整え、塗装作業を進めます。塗装は下塗り、中塗り、上塗りの順で丁寧に行うことで、美観だけでなく防水性や耐久性を高めることができます。また、使用する塗料は高品質なものを選び、適切な施工を心掛けることが劣化を防ぐ要となります。補修作業は専門業者へ依頼することで、仕上がりと耐久性が長持ちする結果を得ることができるでしょう。

 

放置は危険!チョーキング現象が進行するとどうなる?

外壁の防水性能低下によるダメージ

 チョーキング現象を放置すると、外壁の塗膜がさらに劣化し、防水性能が低下します。本来、塗膜は外壁を雨水や湿気から守る役割を担っていますが、チョーキングが発生している状態ではその機能が損なわれている可能性があります。これにより外壁のひび割れや雨水の侵入が発生しやすくなり、建物全体にダメージを与えるリスクが高まります。

 

内部構造への影響と修理費用の増加

 チョーキング現象が進行し、防水性能が低下した状態を放置すると、雨水が外壁の内部に浸透する恐れがあります。その結果、内部構造が腐食したりカビが発生したりするなど、建物の健全性が大きく損なわれる可能性があります。このような状況では外壁塗装だけでは対処できず、内部修理や防水工事を含む大掛かりな作業が必要になります。結果として、修理費用が大幅に増加し、経済的な負担が増すことが懸念されます。

 

劣化がもたらす美観の損失

 チョーキング現象が発生した外壁では、表面が白っぽく見えたり、色あせたりするため、美観が大きく損なわれます。これに加えて、ひび割れやクラックなどの劣化が進行すると、建物全体が古びた印象を与えることになります。美観の損失は、建物の価値を低下させるだけでなく、住まい手の満足度や近隣環境にも影響を与えかねません。外壁の健康を維持するためにも、定期的な点検と早めの対応が重要です。

 

外壁の健康を守る!チョーキング現象予防のポイント

定期的なメンテナンスの重要性

 外壁のチョーキング現象を予防する上で、定期的なメンテナンスは欠かせません。外壁は常に紫外線や風雨にさらされているため、少しずつダメージが蓄積し、塗膜が劣化します。特に、ひび割れやチョーキングといった劣化サインは放置すると外壁の性能が低下し、さらなるダメージを引き起こします。そのため、510年を目安に外壁の点検を行い、チョーキング現象が発生している場合は早めに塗装や補修を検討するのが理想的です。

 

高品質な塗料の選び方とその効果

 外壁塗装には使用する塗料の質が大きく影響します。高品質な塗料は耐候性や防水性に優れ、紫外線や雨風から外壁をしっかりと保護できます。また、防カビや防汚効果を備えた塗料は、美観を損なうリスクを軽減します。特に耐久性の高いフッ素系やシリコン系の塗料は、チョーキング現象の発生を遅らせる効果が期待できます。塗料を選ぶ際には、外壁材との相性や施工環境を考慮し決定することが重要です。

 

外壁の劣化症状は1件1件違いがあり、物件ごとに必要なメンテナンス方法が異なります。

外装の診断から工事のご提案、メンテナンスとアフターフォローまでしっかり対応しておりますので、

地域密着の誠髙ペイント株式会社へ是非ご相談ください。

 

 

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